MIYAGEN Trail Engineering
"LW SEPARATE DRY SOCKS / TABI CREW LENGTH"
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【開発ノート】
ラウンド型のセパレートソックスを販売していましたが、その中でも要望が多かったのがタビ型。しかし発売前からタビ型の考えがあり開発もしていました。
特にこのようなセパレート構造でかつ親指で別れた構造は史上初?であるようだったので、編み方は手探りでした。
親指の付け根の設計は特に気を使い、親指の付け根に負担がかからないよう気を使いました。
足袋タイプの親指の分け方にはおおまかに2種類あり、親指部分の分割方法で印象が変わります。
靴下編み機方式は、広い面を柔らかく編み上げハンモックのような仕上がりに指の股に対して履いた時のフィット感が良いです。
一方、ホールガーメント方式は一体型で複雑な設計ができ指に区切りを設け、シャープで統一感のあるデザインになります。
ただ、親指に谷底ができてしまい、その谷底が足を痛める可能性もありました。そこで試作を繰り返して違和感のない設計にできたかと思います。
【クルー丈について】
ユーザーから足首周りを守りたいとトレイルランナーの方からの意見が多く開発をしました。
【商品テスト】
従来のラウンドセパレートソックスを開発する過程で、足袋タイプの需要にも応えるため、独自の試作を進めました。
セパレートソックス構造は、指同士の摩擦を軽減し、指間の汗を効率的に拡散することで水膨れのリスクを抑えます。
この優れた機能を維持しながら、親指部分を独立させる設計により、踏み込みがしやすく、ランニングやハイキングなどアクティブなシーンで大きなメリットを発揮しました。
使用糸は従来品と同じで、足首周りのクッション性やドライ感に変わりはなく、これまで通りのスペックです。
実地でのテストでは、インナーソックスとして使用後、現地でアウターソックスを脱いで乾燥させても本品は着用したままでも十分に乾くことが確認されました。(ただし、雨天などで濡れた場合は脱着を推奨します。)
また、初期設定では親指部分を短めにしていましたが、試作の結果、親指をやや長めにすることで股部分への負担が軽減され、指先の薄さも改善できることが確認され、現在の仕様に反映しております。
これからの季節やサンダルメインだけどソックスも履きたいというユーザーに使っていただきたいです。
【マニラ麻ベースの和紙糸】
湿気と摩擦から足を守る
ロングトレイルやトレイルランでは、湿気(主に汗)と摩擦が原因で水膨れが発生しやすく、これが怪我の原因となることがあります。
実際、私がPCTを歩いていた時、足全体に水膨れができてしまい入院したハイカーもいました。
このように、水膨れは長距離のウォーキングにおいて深刻な問題です。
【マニラ麻ベースの紙糸の特徴】
紙糸は主に木材由来と草由来の二種類がありますが、私たちがテストした中で、草由来のマニラ麻ベースの紙糸が最も優れていました。
この糸は非常に強靭で、シャリ感と清涼感があり、体にもよく馴染みます。
マニラ麻は植物繊維の中でも特に強く、耐候性と耐久性が高いため、エレベーターのコア、船舶用ロープ、高級封筒や紙幣にも使用されています。
ただし、紙糸の強度が強すぎるため、シューズの足首周りに使用すると痛みを引き起こすことがテストで判明しました。
そのため、足首部分にはウールとナイロンを組み合わせて、より柔らかく快適な履き心地にしています。
【環境にやさしいマニラ麻】
マニラ麻はバナナと同じバショウ科に属する多年草で、バナナの葉に似ています。約3年のサイクルで生育するため、環境への負荷も少なく、持続可能な資源です。この繊維は多数の穴があるため、吸湿速乾性や消臭性能に優れています。
【製造技術と快適性】
日本で開発された最先端のスリット技術を用いて、マニラ麻繊維を残す形で和紙状に加工し、糸を作り上げています。
さらに、マニラ麻をポリエステルフィラメントと撚糸加工することで、さらに強度を増し、快適性を向上させています。
また、製造過程でコーデュラナイロンを編み込むことにより、ロングトレイルやトレイルランなどの過酷なスポーツにも対応します。
【設計】
このマニラ麻紙糸のメリットを最大限に発揮するため、指の間に仕切りを設け、指と指の間に生じる水膨れを防ぐ設計を目指しました。
通常の5本指ソックスでは、指を一本一本包むことで指の間に2枚の生地が重なり合い、足の幅が広がり靴擦れや疲れを引き起こしてしまいます。
しかし、今回採用したセパレート構造では、指の間の生地を1枚にすることができ、違和感のない隠れ5本指ソックスを実現しました。
仕切りにより、指同士が踏み合い、重荷重の擦れを防ぎ、仕切りから汗が吸水拡散します。
このソックスは、生産効率は低いものの、3次元編みが可能なホールガーメント技術を使用しています。この生地の快適をぜひ体験していただきたいと思います。
さらに、ソックスのズレを防ぐためにアーチサポートを備えており、テーピング効果も期待できます。
【破れにくい靴下の履き方】
この靴下には仕切りがありますので、指を正しく配置することが重要です。
指の間違いがないように注意しながら履いてください。
ロングトレイルを行う際は、泥や砂が靴下に溜まるのを避けるため、定期的に洗って使用することが長持ちさせるコツです。
休憩の度に裸足になって靴と靴下を乾かしましょう。
砂や小石を取り除くことで、靴下の摩耗を減らすことができます。
できれば、ソックスを洗って、2種類のソックスをローテーションすると泥が溜まりにくいです。
足元で汗と砂が混ざり合い泥が形成されると、この泥がヤスリのように作用し、ソックスとシューズを痛めます。
このように汚れた状態で履き続けると、靴下に簡単に穴が開いてしまいます。
【素材】
・コーデュラナイロン / マニラ麻紙糸 / メリノウール / ポリエステル / PU
【SIZE】
・S : 22-24cm
・M : 24-26cm
・L : 26-28cm
【生産地】
・日本 愛知県
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【MIYAGEN Trail Engineering】
強くて軽い道具だからこそ、より遠くへ行ける。 ハイカーとして、さまざまなトレイルの少しでも先へ。 より多くの自然を感じに行きたい。 エンジニアとして、最適な素材とその構造を模索し、 素材が持つ特性を活かした強くて軽いギアを生み出したい。 MIYAGENはトレイルを遠くまで歩くためにエンジニアリングするメーカーです。







