Atelier Yocto
"AS-cup"
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屋外でゆっくりお湯を沸かしてコーヒーを楽しむことを想定して生まれた木製のコーヒーカップ。
アルコールで燃焼する携帯コンロ:Alcohol stove(アルコールストーブ)がぴたりと中に収まり、カップ同士もスタッキングできるうえ、湯沸かし用クッカーにもすっぽり入るデザインは、携帯性や収納性に優れています。
【アルコールストーブとコーヒーの為の木製カップ】
野外や山の上でお湯を沸かして淹れるコーヒーはまた格別。
そんなコーヒータイムをゆっくり、心地よく過ごせるためのカップを作りました。
軽量&コンパクトでシンプルな作りから、登山者やソロキャンパーに昔から愛用されているAlcohol Stove(アルコールストーブ)。
燃料となるアルコール(バイオエタノール)はカーボンニュートラルな燃料といわれ、環境負荷がない点からも最近注目されているアイテムです。
ガスバーナーなどに比べると火力は弱いですが、スピーディーさを必要としない自然の中でゆっくりコーヒーを淹れるときにはとても適した熱源で、ASカップはそんなアルコールストーブがぴったりと中に収まります。
また、スタッキングできるので、人数が増えても携帯性はそのままに柔軟に対応します。
家での普段使いのときでも、収納しやすく重宝するカップです。
木製のカップは、口当たりが柔らかく、温かいコーヒーを入れても熱くなりにくいので、そのまま手で持つことができます。
仕上げには、食品衛生法に適合したウレタンオイルを使用しています。
【優れた携帯性と収納性】
アルコールストーブがカップに収まり、そしてそのカップはお湯を沸かすクッカーに収まり...とコーヒーを淹れる道具一式がとてもコンパクトに収納できます。
【ウォールナットとカバ】
2024年から新たに「カバ」が加わり、「ウォールナット」との2樹種からお選びいただけるようになりました。
【コーヒーと相性のいいウォールナット】
木地の濃色が魅力的で高級感漂うウォールナット材は、チーク、マホガニーと共に世界三大銘木にひとつに数えられる西洋のクルミ材のことです。
ナッツ系のウォールナット特有の香りはコーヒーとも馴染みがよく、使うほどにコーヒーの油脂分が染み込んで味わいが増して行きます。
【きめ細かく光沢が美しいカバ】
日本では北海道を中心に本州北中部を産地とするカバ(樺)材は、カバノキ科の「マカバ」、「ウダイカンバ」、「シラカバ」などの総称です。
きめ細かく光沢がある木肌で、触り心地が柔らかく、優しい上品さがあります。
特にカップに使用している「マカバ」は目の詰まった貴重な良材で、水や衝撃にも強く頑丈なので、持ち運ぶカップとしても適しています。
例えば、北欧の北極圏に暮らすサーミ人の伝統工芸品でもある「ククサ」と呼ばれる独特なフォルムのカップは、カバ材のコブの部分から作られています。
ウォールナットに比べて材の香りがほとんどないので、コーヒーだけでなくお茶やお水を飲みたい人にもおすすめです。
【長くお使いいただくために】
・使いはじめのうちは、ウォールナット特有の香りを強く感じることがありますが、徐々にコーヒーの香りや油脂分が染み込み和らいできますので、ご使用後はサッと水洗いする程度でお使いください。
・80〜95℃までのお湯を注ぐことを想定しています。沸騰したてのお湯を注ぐことは、割れや変形による漏れの原因となりますのでおやめください。
・長時間の直射日光、浸水は割れや変形などの原因となりますのでお避けください。
・食器洗浄機、電子レンジ、冷蔵冷凍庫での使用はお控えください。
・表面がかさついてきた時には、植物性自然オイルなどをすり込みよく拭き塗り後、一晩乾燥させていただくと、味わい深い経年変化を楽しめ、長年お使いいただけます。
【SIZE】
・直径86×高さ60mm(容量約220ml)
【素材】
・ウォールナットまたはカバ
【仕上げ】
・食品衛生法適合の植物系ウレタンオイル
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【Atelier Yocto】
日々の暮らしをより豊かにしてくれる道具は、シンプルで使い勝手が良く、使うほどに美しく生活に馴染んでいくものが理想です。その様なものは、使い手に何か働きかける魅力を持ち、永く使い育てて行く楽しみがあります。
“ヨクト(yocto)”とは国際単位系において最小の単位で、10−24 倍(=0.000 000 000 000 000 000 000 001 倍)の量を示し、語源としてギリシャ語の「8(オクタ octa)」に由来します。また漢数字表記では“涅槃寂静(ねはんじゃくじょう)”で表され、これは仏教用語で、「煩悩の炎の吹き消された悟りの世界(涅槃)は、静やかな安らぎの境地(寂静)である」ということを意味します。
また「小さな部分は大きな全体と相似形をなす」というフラクタルの概念にあるように、アトリエヨクトでは最小の単位であろう「意識の世界」、つまり“ものが成り立つ原因”を探りながらデザインしています。
それは、一方向的に与えられる結果としてのデザインではなく、使い手それぞれが創造的に関われる可能性(余白)を考えることです。その余白によって、使い手と物との間に独自の関係性が生まれることで手放せないうれしい道具となり、生活をより豊かにしてくれるでしょう。 そこで初めてヨクトのデザインが成立すると考えます。
そして、ユーザーからのフィードバックを通してさらにデザインが深化、変容していくことを期待し、そのプロセスを楽しみたいと思っています。














